名古屋のおtoさんのひつまぶし

名古屋で共通の好きなことや趣味を持つ友人を作れたらいいなと思ってます。ひまつぶしに更新中....。そして女性漫画布教にも力をいれていきます。

喜喜

『喜喜』『男女』『楽楽』は私の中ではセットのイメージ。
宇仁田ゆみ作品集の初期なため、絵柄は結構古い感じはする。


でも、私としては細かくキレイに作り込まれ絵より、シンプルでかつキャラクターの表情や動きが豊かなところに惹かれる。
だから、私は宇仁田ゆみさんの作品が好き。


『喜喜』

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「グラス・スパイダー」のヒロインの女の子の性格がなかなか良い。
高校2年生の女子学生と26歳の会社員の恋愛模様
我が強く、気も強い。あっさりしたところもあるけれど、そうそうところがかわいく見える。
一緒に映画・ビデオを観てる時の話は必見です。
(ビデオって久しぶりに書いたけど時代を感じる。笑)


何度も読んだり、久しぶりに読んだり、してるうちに、泣く描写がかなり変わってるなぁとふと思いました。
個人的には昔のタッチの方が好きかもしれない。
感情的で勢いのある感じがすると思いました。
色々比較して読むとおもしろい。そんな作品です。


2003年12月3日

ゼッタイドンカン

絶対音感』というのは聞いたことはあるだろうか?
音高感とか音名とかの対応付けができて、ある楽音を聞いたときにすぐに音名・階名表記を使って表現できる能力のこと。

この漫画はそんな『絶対音感』ではなく

「ゼッタイドンカン」

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そう、ドンカンなのである。
最初読み始めた時、男の子か女の子がただひたすらドンカンで思いに気づいてくれないんだろうなぁと思っていたが、そんなわけではなかった。

ピアノを通じて、少しずつ二人の距離が縮まる。
だけれども、何故か二人は上手く重ならない。

ここまでずれるのか!?って思うほど。
でも重なった時、物語は一気に進んでいく。

テンポよく進むから読みやすい。
かわいい表紙でもあるし、お気に入りの一冊。

2012年10月3日初版

あたらしいひふ

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高野雀さんは「皮膚と被服が似ているな」とあとがきで書いてありましたが、私は初めタイトルを見た時、『あたしらしいひふく』って言葉が過った。


あたしらしい


あたし、つまり、わたし。


自分らしさ。


自分らしさの服装で。


面白いのが見た目や雰囲気、服の着こなし方がバラバラのタイプの女性が最後に邂逅するところが必見。

ちなみにキャラクター
右から、鈴木、渡辺、高橋、田中。
何だろ。日本国内の苗字の多い名前ばかりな気が。


この漫画を読んでから、少しばかり、衣服に対しての考え方が変わった。
私自身、服装パターンがだいたい決まっている。購入する服も。
色はだいたい紺色、黒、灰色、ベージュ。
派手すぎず、割かし落ち着いた色。
そして、ジャケットを羽織るみたいな。
周りの人の視線を気にして、思いきった派手な色をしたものを着用することもない。

自分をかっこよく見せる、楽しむための衣服。決して生活のために着る衣服ではない。


わたしらしさを出すことが出来る衣服を私は探し続けている。


2017年9月15日初版

さよならガールフレンド

私が岡山県に住んでいた時である。
近所のTSUTAYAに出掛けときにその漫画に出会った。
いつも通り、少女漫画エリアで「何か新作か面白そうなのはないか」と思い、色々探していたところ、店員が書いたであろうポップを見つける。


『さよならガールフレンド』


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好みの絵であり、見本の本を少し読み、「これはおもしろい」と思い即購入。
読めば読むほどハマっていき、その数日には出版されてるものを全て買い揃えるのだった。


しかし、この高野雀さんの漫画は、一言でいうと『クセがすごい』。
メルヘンチックなものや、少女漫画特有のキラキラしたようなものとは違い、少しばかりアンダーグラウンドのもののようなストーリーが多い気がする。
キャラクターの設定もなかなか秀逸である。

ワンピースやコナンみたいに万人に受ける作品と言うわけではないと思うが、はまればどんどんはまっていく。
根強いファンが付くような気がする。そんな漫画家だと思う。

高野雀さんが描く、さよならガールフレンドのビッチ先輩。というよりも、他の作品でも描かれるギャルっぽい感じの子がとにかくかわいい。
あと、煙草を吸う女の子がかっこよく写る。


現実だと煙草をは私は吸わないし、吸う異性は好きではないけど苦笑


短編の『わたしのニュータウン』というのもおすすめ。
友人がいる地元を離れて別の地に住んでる人には響く作品だと思います。


高野雀さんの作品は短編作品が多いので、『これは!』というような響く作品に出会えると思います。
このマンガがすごい!2016』オンナ編にデビュー作でランクインしています。

2015年1月15日初版

スキマスキ

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まず、初めに...
スキマスキ』を描いた人は「宇仁田ゆみ」さんという方。

うさぎドロップ』を描いた人といえば大概の方は「あー!知ってる!観たことある!読んだことある!聞いたことある!」って反応が返ってくる。
シリーズものであるし、アニメ・実写映画化もしてるから世間一般的にも知られている。


が、それ以外の作品となると、あまりリアクションが返ってこない。
他の作品もこんなにおもしろいのに!!
そんな作品たちを紹介したいと今日この頃思うわけです。


隙間を覗くのが日課(趣味?)のヘイサクくんと、隙間を覗くのが趣味(日課?)のフミオちゃん。
隣のアパートに住むフミオを覗いていたのだが、
実はフミオもヘイサクを隙間から覗いていて、しかもヘイサクの日常生活を写真に撮られていたという。

最後、ヘイサクがフミオのアパート部屋に突入する場面はなかなか見もの。

スキマ好きという、特殊な趣味?性癖?ではあるが、覗きたいという欲求は結構持ってる人は多いかもしれない。

あえて視野を狭くして、見える世界を小さくする。
そうすることで本当に見たいものに焦点が当たる。

一体彼らはどのタイミングで恋に落ちたのだろう?


それにしても、自室での超ラフな格好のフミオちゃんはかわいい!
改めて見直すと下着のバリエーションが多いのに気付く。
何パターンあるだろうと数えようと思ったかが、何か恥ずかしがってきたので、是非購入してご確認下さい笑

2003年9月1日初版