【ひつまぶし】マッチングアプリで出会った子③
名古屋に来て、初めてお付き合いした女性。
メッセージからしっかりとやりとりを続け、ほぼ週一で会って食事をしていた。
女性のプロフィール
▼名古屋の星ヶ丘の実家暮らし。
▼当時29歳。
▼お仕事は介護関係。
▼星のカービィとディズニーとマイナーなロックバンドが好き。
▼ヴィヴィアン・ウエストウッドというブランドが好き。
写真から物腰柔らかそうな印象があり、「いいね」を押したらマッチング。
実際に会うと、やはり写真は多少加工していたのか肌のシミが少し目立つ。
花柄のスカートがよく似合う、少し茶色がかった長い癖っ毛。
似ている芸能人は特にはいないが、特別綺麗・可愛いではなかった。
しかし、週に一のペースで会って色々な話をしていくと、居心地のよさを感じそのままお付き合いすることになった。
ところが、付き合いはじめてから2ヶ月もしないうちに突然別れのメッセージが届く。
何が腹ただしいかというと、この女性。
今まで男性と別れる時、突然メールで別れを切り出されたり、ブロックされたりしてきた。
別れるような大事なことは直接言わないといけない。
と散々言っていた割に、一方的に別れのメッセージを送って、即ブロックしてくるという矛盾な行動をとるという。
自分がされて嫌だと言っていたことをまさか平気でしてくるとは思いもしなかったのである。
何よりお金を返してくれてない。
いくら相手方の女性が年上でも私は食事は私が全て払った。
それは別にいいとして、気がかりなのは、最初は会計時に財布を出していたが、最初以降全く出すそぶりも見せなくなった。
フラれる一週間前に、泊まりでディズニーシーに行った時、いくらかお金を貸した。
財布を覗くとお金が全然入っていなかった。
そのお金が戻らないままフラれ、ブロックされる。
一体どういう神経をしているのだろうか。
ちなみにフラれる三日前がその女性の誕生日でヴィヴィアン・ウエストウッドのマフラーとカービィの何かのコラボグッズを渡した。
本当に無駄金であった。
(これがきっかけでこのブランドが大嫌いになった。勉強代だと思いたい。)
年末京都に帰省した時、映画化しているのを知り、さらに思い出し腹がたった。
【教訓】
・自称、箱入り娘
・社会人になって一度も一人暮らしをしたことがない女性
・ディズニー大好き
・お金がない。お金を出そうとしない。
これらに複数当てはまる女性は相手にしない方がよいと思われる。
インターネット上でもよく地雷認定されていたものだが、まさか遭遇するとは思いもしなかった。
ちなみにその女性は覚王山にある老人福祉施設で働いているため、もし、マッチングアプリで出会ったら注意してメッセージをしてみてほしい。
13月のゆうれい
『13月のゆうれい』全2巻
女と男と女装男子の三角関係!
しかも女装男子と女は双子!?
第一話からものすごい勢いで話が進んでいくし、おもしろい。
高野雀作品の中で、一番お気に入りの作品かもしれない。
変なポージングも、不敵に笑う感じの表情だったり、少女漫画のようなキラキラしたものではなく、シンプルでリアルな感じ。
そういった要素がぎゅっと詰まった作品。
2巻あとがきで、ポエム地獄って書かれてますが、まさにそう。
でも、そういうポエム調のものって少し考えさせられもするし、響くんですよね。
高野雀さんの作品、『世界は寒い』を読んでも思いましたが、誰が主人公になってもいいといいますか、その視点で見てみたいというのがあるんですよね。
キャラクターが弱いと感想で書かれてるのをみたことがありますが、人によってキャラクターに共感する視点も違うため、私はそれでいいと思うんですよね。
より日常に近くなるといいますか。
本当に私の好きな作品です。
2017年3月15日初版
【ひつまぶし】N○Kを私はこうして追い払った。
岡山に住んでいた頃である。
iPhoneが使いにくそうというイメージがなんなとくあったため、スマートフォンを使っていた。が、「百聞は一見にしかず」一度購入しようと思って携帯ショップに行こうとした時である。
インターフォンが鳴った。
普段なら郵便以外は絶対取らないようにしていたが、急いでいたためつい取ってしまった。
N○Kの集金屋である。
幸いにもチェーンをかけていたので中に入られるようなことはなく。
その後はよくネットでもあがっているようなやり取り。
「放送法が....」
「契約する義務が...」
「車はお持ちですか?ネットは..携帯電話は...」
「所持してるだけで契約の...」
断っているにも関わらず一向に帰る気配もなく。
イライラしてきて
「今から携帯電話の機種変しに行く予定だったので、帰ってもらえます?」
と言ったところ。
「では、契約書に記入してから出掛けてください。」
と言われ、イライラがMAX。
何より、ドアが閉められないように、足とボードでロックしているのが気に入らない。
そこで私は。
「警察」に電話した。
N○Kの人が一向に帰らなくて外出できなくて困っていると。
すぐに駆けつけてくれて何とか帰ってもらうことができた。
その事があってから、岡山では再び現れることがなかった。おそらく面倒な人間とされたのだろう。
今、住んでいるマンションはモニターがついているので宅配以外は絶対居留守にしている。
N○Kを観るのなら、確かに契約・払わなければいけないと思うが、押し売りのように勝手に流して、契約しろとヤ○ザのように迫ってくることに怒りを感じてならない。
払う価値も見いだせない。
最近、N○Kはテレビ・ネット同時配信、放送法改正など動き始めた。
全国民から受信料を取る策略が進められている。
あくまで、言っておきますが、
N○Kにお金を払いたくないとかではなく、必要ともしていなければ利用もしていないのに、契約を迫られ払えと言われる理不尽なのが嫌なのである。
4月に新しい土地に引っ越しされた方、気を付けてくださいね。
【ひつまぶし】新社会人の人にも知ってほしい。お金で買えない価値がある。
お金で買えない価値がある。買えるものはマスターカードで。
とあうCMをご存知でしょうか?
CMを観てた時は「まぁ、そりゃそうだよなー。」と他人事のように感じていました。
社会人になって、少ない給料を工面しながらコツコツとお金を貯めていく。
先輩社員の人から直接を話を聞いたり、ネット上でも見られますが、男性社会人では「時計=ステータス」というのがあります。
仲の良い先輩もFRANCK MULLERの時計を持っていたり、ROLEXの時計を持っていたりしました。
「社会人にもなった。お金も割と貯まってきてる。なんか持っていると良いかな?」と思うようになります。
そして、色々探します。
自分の年代に人気なもの。性能。見た目。金額。
内心「高いなぁ」とは思いつつも色々と探すわけです。
ただ、私は買うのをやめました。
自分の今つけている腕時計のことを見て思い出すのです。
私の腕時計は大学進学が決まり、入学する一ヶ月前のことでした。
夕食後、父親が時計のカタログを出して「この中から好きなものを選びなさい。大学入学祝だ。」と。
当時、高校生で価値もよくわからないまま眺めてみました。
「高っ!!こんなするの!?」
「値段なんて気にしなくていいから好きなものにしなさい」と。
私は3日ほど考えて、今の腕時計にしました。
10万円の腕時計でした。
CITIZENのエコドライブ。
ベルトは何回も代えましたが、もう9年経ちました。
何だかんだで、ずっと使い続けている。
多分、時々迷ったりするかもしれないけれど、やっぱり今持っている以上のものはないと思う。
あなたはお金で買えない価値のものは持ってますか?
【ひつまぶし】みなさんは檜皮職人を知っていますか?
私の父方の祖父は大工であった。
祖父は作業場を持っていて瓦の下に敷く木の皮みたいなものを作っていた。
「一束3000円くらいかな」とニコニコしながら言っていたのは覚えている。相場はよくわからないが、山をいくつか持っている祖父は自分で木を切りたくさん作っていた。
祖父はとても器用である。当時は小学生でアニメ「ワンピース」のロロノア・ゾロが好きだったため、その影響で木刀を作ってもらった笑
だが、幼少の私から見て、祖父は農業したり作業場で瓦の下に敷くものを作ってるという認識しかなかった。
昨年、祖父が急に倒れて入院。退院したタイミングに私は祖父のもとへ訪れた。
バスで9時間、電車で30分、そしてさらにバスで30分かけて私は様子を見に行った。
年に一度は訪れていたが、久しぶりに見た祖父は一気に年老いているように見えた。
数年前までは、まだ仕事をしていたし、屋根に登って作業をしていたし、トラクターを使っては米作りもしていた。
それが、今は杖をついて歩いている。病気の影響もあるみたいだが、その変貌に私は驚きを隠せなかった。
ただ、流石、祖父である。
元気な頃に家の中を手を加えていたのだ。
玄関にはスロープを作り、家中に手すりをつけていた。
その頃には私も祖父が昔大工をしていたということは知っていたのであまり驚きはしなかったが、祖父が今住んでいる家と離れの家一棟。作業場も自分の手で作ったと聞いた時は大変驚いた。
両親と共に祖父宅を訪れることが多かったため、私と祖父母で一緒にいることはめったになかった。
その時に、祖父の昔話を聞いた。
祖父は昔、宮大工をしていた。
宮大工は、神社仏閣の建築や補修に携わる大工のことである。
歴史的建造物を取り扱うこともあり、知識はもちろん高度な技術も必要とするらしい。
そして、檜皮職人でもあった。
ヒノキから採取した檜皮を整形する職人のことである。
社寺の屋根の改修のために必要であり、檜皮を剥ぐのに熟練の技術がいるようだ。
だか、後継者がもうほとんどいないようで、県内にはもう動ける人は数人らしい。
私は祖父に聞いた。「もし、父が大工を継ぎたいと言ってきたらどうする?」
祖父は即答で答えた。「勧めない。」
そして、続けざまに
「今はお金にならない。」
立派な仕事ではあるが、かといってそれがお金になるかはまた別のようだ。
だか、祖父は全国・主に県内を中心とした檜皮職人であったことに誇りを感じている。
祖父が仕事を辞める最後まで受け持っていた神社に、以前父と行ったことがある。
あの腰の曲がった小さな身体で祖父はこんなにも大きな神社の屋根を改修していたのかと思うと、あらためて祖父の偉大さを知る。
数日後にとある神社の神主が来るとのこと。
去年は水害が多く、そのせいで神社の支柱が折れてだめになったらしい。
たまたま祖父が支柱に使える木を保管していたため、それを譲ることになっていたらしい。
「残しておいて良かった。」
と祖父は言った。
身体を壊し、以前のように自動車やトラクターを運転したり動き回ることはできなくなったが、別れ際に祖父と握手をした時、まだ祖父の手には職人の手が残っているように感じたのだった。